令和8年度「エイジフレンドリー補助金」申請受付および新指針周知のお知らせ

中小企業・小規模事業者の皆さまへ、高年齢労働者の労働災害防止に向けた新しい指針の策定と、それに伴う補助金制度のご案内です。

厚生労働省では、労働安全衛生法及び作業環境測定法の一部を改正する法律(令和7年法律第33号)により、高年齢労働者の特性に配慮した必要な措置を講ずることが事業者の努力義務となったことを受け、令和8年2月に「高年齢者の労働災害防止のための指針」(エイジフレンドリー指針)を策定しました。高年齢者は他世代に比べ労働災害の発生率が高く、休業期間が長くなる傾向にあります。各事業場での積極的な職場環境改善が求められています。

これに伴い、高年齢労働者の労働災害防止のための設備改善や専門家による指導などの経費を補助する「令和8年度 エイジフレンドリー補助金」の申請受付が開始されております。

今年度の重要変更点

本年度の補助金は従前の仕組みと大きく異なります。
「熱中症対策コース」および「コラボヘルスコース」を除き、職場環境改善コースや運動指導コース等で申請を行う場合は「専門家総合対策コース」に一本化され、事前にリスクアセスメントを実施することが必須となりました。

1. 補助対象コースの概要

Ⅰ. 専門家総合対策コース(職場環境改善・運動指導等)

第1段階:外部専門家によるリスクアセスメントの実施

【補助対象】高年齢労働者の特性に配慮したリスクアセスメントを外部専門家から受けるための経費(※自社の安全衛生担当者等が実施し、第2段階から申請することも可能です。)

【補助率・上限】4/5(上限100万円 ※第2段階の金額を含む)

第2段階:労働災害防止対策・運動指導等の実施

【補助対象】床の段差解消や手すりの設置、アシストスーツの導入などの設備改善、または理学療法士等による転倒防止・腰痛予防の運動指導に要する経費。

【補助率・上限】1/2(上限100万円 ※第1段階の金額を含む)

Ⅱ. 熱中症対策コース

【補助対象】暑熱な環境による熱中症予防対策として、体温を下げる機能のある服や装備、移動式スポットクーラー、専用冷凍ストッカー等の導入に要する経費。

【補助率・上限】1/2(上限100万円)

Ⅲ. コラボヘルスコース

【補助対象】健康診断結果のデータ提供や、健康診断結果を踏まえた禁煙指導・メンタルヘルス対策等の健康教育、コラボヘルス推進システムの導入経費。

【補助率・上限】3/4(上限30万円)

2. 対象となる事業者次のいずれの要件も満たす中小企業事業者が対象となります。

・ 1年以上事業を実施していること。
・役員を除き、自社の労災保険適用の高年齢労働者(60歳以上)が常時1名以上就労していること。
※中小企業事業者の範囲(資本金・労働者数)等の詳細は、公募要領またはリーフレットをご確認ください。

3. 申請期間および手続について

本補助金は、審査を経て「交付決定」を受けた後に機器の購入や工事の発注を行う必要があります。交付決定前に契約・発注・支払等を行った場合は補助対象外となりますので十分ご注意ください。

・交付申請受付期間:2026年5月20日(水) ~ 2026年10月31日(土)まで
・専門家総合対策コース(第1段階)の申請期限:2026年8月31日(月)まで
・申請方法:郵送または電子申請(Jグランツ)
※予算額に達した場合は、受付期間の途中であっても申請受付を終了する場合があります。

制度の詳細、申請書類のダウンロード、およびQ&Aにつきましては、厚生労働省または執行団体である日本労働安全衛生コンサルタント会のホームページをご参照ください。

厚生労働省:エイジフレンドリー補助金について
一般社団法人 日本労働安全衛生コンサルタント会(補助金事務センター)

職場の安全環境の整備や、大切な従業員の健康保持に向け、本補助金の活用をご検討ください。